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新ニッポン人の食卓の再放送をみて
前々回のコラムにも書いたのですが、新ニッポン人の食卓の再放送番組をみて最近の回腸(小腸を2つに分けた時の大腸に近い小腸をこのように言います)の変化の謎が解けた様な気がしました。前回書いたように、食事の欧米化、インスタント食品、買ってきた総菜等いろいろな原因が回腸の変化を引き起こしていると考えられますが、和食離れ(確かに洋食はおいしいのですが)、食習慣が一番大きな原因なのではないかと思われます。いろいろと癌に対する研究や、メタボリックシンドロームに対する予防等が行われていますが、根本の食生活、食習慣を改善しない限り、よくならないように思えます。日本に肉食の習慣を持ち込んだアメリカでは、子供たちに野菜を中心とした食事を出すようにしたり、コレステロール値を200以下に保つ運動をしているみたいですが、肉食文化を導入された日本では、コレステロール値はますます高くなり、免疫能は次第に落ち、将来は暗いようです。寿命を延ばすのは、明治、大正、昭和30年くらいまでの人で、それ以降は寿命は短くなるのではと愚考しています。